扇状地の、砂と花崗岩ばかりの土地にあるために、乾燥と貧栄養の宿命を背負ったこごみの庭。それに加えて去年の猛暑はひどかった・・・。

でもそんな敷地内でも元気な植物がいるのです。そんな頼もしい連中を紹介します。
※自生の植物が多いです。自生でないものは、植え付けの時は穴に腐葉土・堆肥などを多めに入れますが、いったん根付いてくれたら、その後は、よほどの天候でない限り水や肥料をやらなくても大丈夫というヤツを紹介します。
♦アオダモ
自生してます、つまり勝手に生えてます。ナチュラルな庭木として人気ですね。
♦イチイ
自生。信州では庭木として昔から大事にされてるようです。
♦イヌツゲ
自生。移し替えて植栽エリアの縁取りに使ってます。
♦ウグイスカグラ
自生。ナチュラルな庭木として人気の低木です。甘い実もなりますが、ここではサルが実をねらう・・・
♦ウリハダカエデ
自生。幹の風情がいいですね
♦エゴノキ
自生。庭木として超人気の木が勝手に生えてます。
♦カエデ・モミジ
ウリカエデとウリハダカエデは自生。安曇野特産のアリアケモミジなどを植えています。最初の数年は不元気ですが、しばらく経つと急に大きくなってくれます。
♦カシワ
自生。縁起の良い木とされます。

♦キリ
自生。鳥のフンのおかげしょうか、勝手に芽を出しズンズン大きくなって紫の花を咲かせます。
♦キンシバイ
ヒペリカム類。‘ヒドコート’という品種を植えてます。夏以降もポツポツと黄色い花を咲かせてくれます。葉っぱにさわると指にさわやかな香りがつくのも気に入ってます。

♦クヌギ&コナラ
自生。御存じクワガタ・カブトムシの木。
♦コシアブラ
自生。山菜として大人気。
♦コニファー類
アカマツは勝手に生えますが、松枯れ病になるため敷地内は伐採しました。クリスマスツリー型になるトウヒ類の園芸品種とウラジロモミを植えましたが、元気です。
♦サクラ類
カスミザクラとイヌザクラが自生してます。それ以外に園芸品種のサクラをいくつも植えました。おおむね元気に育ってます。ただ、乾燥のためか落葉が始まるのが早い

♦シモツケ
カラーリーフとして人気の低木ですね
♦ズミ
自生。湿原の木かと私は思ってましたが、ここでも勝手に生えてる
♦ソヨゴ
自生。人気の常緑樹が、こごみには数え切れないほど勝手に生えてます
♦タラ
自生。言うまでもなく有名な山菜の木。それが勝手に生えている。しかも、地下茎で増える。ヤタラに生えるからタラと言うのではと私は思ってます。
♦ナツハゼ
自生。庭木として人気。ちひろ美術館に立派な株がありますね。
♦ハギ類
ヤマハギでしょうか、自生してます。園芸品種ミヤギノハギも元気です。
♦ビバーナム(ビブルヌム)類
ミヤマガマズミが自生してます。みごとな実がなりますが、山で食い飽きているのか、サルたちにはやられないようです。

♦フィソカルプス類
アメリカテマリシモツケ・アメリカコデマリと呼ばれます。きれいな銅葉です。複数の品種を植えてありますが、違いがわからない・・・。
♦フジ類
自生してるのはたぶんノダフジ、木にからんでるのをそのままにしてますが、よほど大きくならないと咲かないような感じ。外国産の園芸品種を二つ植えてますが、ことらはコンパクトで、小さなアーチで咲いてくれます。
♦ブッドレア
外国産園芸植物ですが元気です。ただし元気すぎて野生化しやすいので逆に注意が必要。
♦ベニバスモモ
プルヌス システナ。実のつく‘コチェコ’という品種を植えたかったが、サルのことを考えて断念。こごみの庭で最も陽があたる芝生ゾーンに植えてありますが、元気です。
♦ヤマツツジ
隣近所では自生してますが、なぜかこごみの敷地内だけにはなかったので、泣きながら複数植えました。初夏を彩ってくれます。
♦ヤマナラシ
図鑑には湿ったところを好むとありますが、浄化槽に根をつっこまんばかりに自生してました。それは伐採して、子どもを植えてます。シラカバに似た風情があり、気に入ってます。
♦リョウブ
自生。ナチュラルな雰囲気をかもし出す雑木として人気ですよね。
♦レンゲツツジ
自生。ズミと同様に湿原に生える木だと思ってましたが、それが敷地内に生えてるのを知った私は狂喜乱舞・・・。ただし、花が毒であるからか、ここら辺ではオニツツジと呼ばれてます。
♦ロニセラ フレグランティシマ
スイカズラ科の低木で中国原産だそうです。芳香のある花が春一番に咲きます。けっこう長く咲き続けます。

次回は、「草もの編」をお送りします。では。